小田美恵子の秋田県議会報告
No.46 2014年8月20日発行

平成26年度第1回定例県議会6月議会を終えて

 6月16日から開会された第一回定例議会(6月議会)が7月8日に閉会いたしました。今議会のポイン卜は国の農政改革に対応するために、新たに策定する「農政改革プラン」に緊急かつ集中的に推進する取組みと、「第二期ふるさと秋田元気創造プラン」に基づく事業、そして経済、雇用対策等が中心でありました。
◎平成26年度一般会計補正予算
補 正 額 84億7,263千円
補 正 額 84億7,263千円
補正後の規模 6,095億94,263千円
前年度6月補正後予算との対比 34億19,367千円(0.6%増)
 
◎主な事業
1.農政改革対応プランに基づく事業
@構造改革の加速化 【複合型生産構造への転換】
 ・冬期園芸拡大支援事業 23,964千円
 ・「秋田牛」ブランドの生産基盤を強化するため、繁殖牛の増頭と生産性向上を推進する。 44,949千円
A中山間地域対策
 ・(新)元気な中山間農業応援事業 3,656千円
B構造改革を支える水田対策 19,500千円
【秋田米ブランド再興販売促進対策事業】 13,877千円
 ・(新)家電メーカーと連携した秋田米販売強化事業 9,439千円
 ・(新)あきたこまちデビュー30周年販売促進強化事業 4,438千円
C県単独基金造成 25億456千円
 ・基金の設置期限を2年間延長するとともに基金の積み増しを行う。
  積立目標額・・・50億円  今回積立額・・・25億円
 
2.第2期ふるさと秋田元気創造プランに基づく事業
【林業・木材産業構造改革事業】 3億15,082千円
林地残材(低質材)等の利用拡大を図るため、木質ペレットを燃料とする木質バイオマス施設等の整備に対し助成する。
 ・補助先・・・市町村1施設、民間事業者3施設   ・補助率・・・県1/2
【人口減少社会における地域力創造戦略】
 ・子育て支援等臨時対策基金積立金 8億23,089千円
  子どもを安心して生み、育てることができる環境の整備に資する事業に活用する基金の積み増しを行う。
 ・保育所整備等特別対策事業 6億97,134千円
 @保育所等整備事業 5億73,515千円
  ・補助先・・・8施設   ・補助率・・・県1/2〜2/3
 A認定こども園整備事業 1億22,652千円
  ・補助先・・・2施設   ・補助率・・・県1/2
 B保育士研修等事業 967千円
  ・補助先・・・市町村   ・補助率・・・県1/2
 
3.豪雪被害への対応
  ・(新)被災農業者向け経営体育成支援事業 2億45,000千円
   ・補助率・・・国1/2、県1/6、市町村1/6 (再建、修繕)
         国1/2、県1/3、市町村1/6 (撤去)
     
4.経済・雇用対策
  【公共事業】  
    ・国庫補助事業 20億62,725千円
    ・国直轄事業負担金 2億25,567千円
  【雇用対策】  
  @緊急雇用創出等臨時対策基金事業 3億15,131千円
    ・雇用創出事業 2億15,051千円
    ・県実施分・・・44,719千円(17人)  
    ・市町村実施分・・・1億70,332千円(80人)  
    ・補助率・・・県10/10  
     
◆秋田の酒による乾杯を推進する条例が可決されました。県産の日本酒をはじめ、県内で採られた作物を使った洋酒などの消費を促進し、県内の酒造業や農家の振興をめざすもの。
     
◎意 見 書
  農業委員会制度、組織改革への慎重な対応を求める意見書。
【 参 考 資 料 】
【H26.6/26  魁新報より】

平成26年6月24日政府が示した新たな成長戦略いわゆる「骨太方針」のポイント
 
【H26.6/25  魁新報より】
改定活性化策のポイント
  • 全国農業協同組合中央会(JA全中)を頂点とする中央会制度は見直す
  • 全国農業協同組合連合会(JA全農)の株式会社への転換を可能にする
  • 5年間を農協改革の集中推進期間とする
  • 農業生産法人への企業の出資上限を50%未満に緩和する
  • 農林水産物・食品の輸出額を2030年に5兆円に増やす
政府が示した「農林水産業地域活力創造プラン」の改定策のポイント
 
【H26.6/27 魁新報より】
第7次県高校総合整備計画の第1次素案
地 域 現在の県立高校 検討内容
鹿角・小坂 花輪、十和田、小坂 数校を統合
能代 二ツ井、能代、能代松陽、能代工、能代西 能代工と能代西を統合。このほか数校を統合
男鹿・潟上・南秋田 五城目、男鹿海洋、男鹿工、秋田西 数校を統合
由利本荘・にかほ 本荘、由利、由利工、矢島、西目、仁賀保 数校を統合
大仙・仙北 西仙北、大曲農、大曲農業太田分校、大曲、大曲工、角館、六郷 太田分校を募集停止。一部を分校化
横手 横手、横手城南、横手清陵、平成、雄物川、増田 数校を統合
湯沢・雄勝 湯沢、湯沢稲川分校、湯沢翔北、雄勝、羽後 一部を分校化
※能代工と能代西の統合方針は決定済み。湯沢稲川分校は早期に募集停止を検討するため、第7次計画に盛り込まない。
6月26日、県教育委員会が発表した第7次県高校総合整備計画(2016〜25年度)第1次事業

気になること・嬉しいこと

1.地域課題の前進
 日沿道や鳥海ダム、県にあっては駅前停車場線の進渉状況を注視してゆきたい。地域の力となる日の一日でも早い実現を願う。由利本荘市にあっては国療跡地に多くの方の努力により防災公園構想が着々と進んでいる事は、嬉しいことです。
2.人口減少、高齢化の進行について
 政府の経済財政諮問会議が、現在の人口1億2,700万人が50年後の2060年に8,700万人まで3割超も減少するとの見通しを 公表した。また「日本創成会議」の試算では、出産の中心世代である20代から30代の若年女性が今後30年間で半数以下になる自治体が50%にも上ると推計しています。これらの自治体は「消滅可能性都市」となり将来は地域が崩壊する恐れがあると指摘されている。秋田県では、大潟村を除く24市町村が若年女性が5割以下に減少するといわれている。心して秋田は何をしなければいけないかみんなで考えたい。
3.農政改革について
 「TPP、生産調整廃止そして農協解体は、三位一体だった」と語る方がおりましたが、本当に考えさせられる思いがします。今議会で示された農政改革対応プランも、強い担い手づくり、複合型生産構造への転換、中山間地域対策、水田対策が柱です。まさに米に偏った生産構造の改革が本丸という位置づけです。本当にこれでよいのか、必ずや、秋田の農業に明日があるように担い手の皆さんと力を合わせて努力してゆきたい。
4.消費税率の今後
 2015年から10%をうかがう状況がある。2014年4月から5%から8%に税率が引き上げられた。税が生きてみんなの力になっているのか注視してゆきたい。
5.地域の安心、安全について(地域要望)
  • 子供達の将来が安心、安全であるように、幼稚園、保育園、保育所のさらなる充実を図る。学童保育の充実も。
  • 高齢者の方々の日々が、それぞれに大切にされるような強い社会をつくる。
  • 働く方々の職場の充実、所得のアップ。
  • 人口減少による地域の高等学校再編計画を注視してゆく。
  • 活力ある安心安全な地域であるために、生活関連のインフラの整備を充実させる。例えば、上野地区の洪水対策、日沿道への西目地区からの入りそして出、等々。
(詳しくは事務所までお問い合せ下さい)