20代後半男 きっかけは生徒会だった

現在は都内に住んでいる20代後半の男です。
今現在では周りからも「フレンドリーだね、親しみやすい」などとの言葉を頂くことも
多くありますが、小学校、中学校時代と不登校であり人と接する機会が家族以外はいなかった。
そのため、当時はやっていたオンラインゲーム等でいろいろな世界の人間とチャットをしたり、
家庭用ゲーム機で遊び、一人の時間に没頭する毎日を過ごしていた。
そのためだろうか、夢中になってゲームやチャットをしているためか生身の人間である家族と
会話をするときには目もあわせることもなく、時には大きな声を出したりしていた。
そんな状況が中学校卒業まで続いていたのだ。これではさすがにまずいと思い、一念発起。
高校へ進学しよう。そう思うもずっと不登校であった自分には当然学力はなく入れる高校など皆無に等しかった。そんな折に「定時制の高校」を見つけたのである。定時制の高校というのはわかりやすく言えば、
様々な事情によって日中の高校に通うのが困難な人たちが通う、学校と捉えてもらえればいいのかもしれない。迎えた始業式、当然ながら周りに知り合いも友達もいない私は一人、座席に座り校長先生の話や、
オリエンテーションを黙々と聞いていた。気づけば周りにはすでに友達作りなどが始まっており、自分は取り残された感じになった。授業が始まってから数か月間の間、結局友達や知り合いを作ることもできず、
黙々と学校の勉強にいそしんでいた。当然小学校、中学校とほぼ家族以外の人間と関わらなかった自分には当然のようにコミュニケーション能力が足りなかった。そんな折に担任の教師が「生徒会でも入ってみる?」と声をかけてくれた。特に断る理由もなかったため生徒会に入ることになった。

ここが人生の分岐点だったのかもしれない

生徒会に入ると、まずは軽く自己紹介から始まり、同級生や先輩たちがプライベートの話や
生徒会はこんなことをするんだよ。などいろいろなことを説明してくれた。

そう、人から話しかけてもらえるようになったのだ。これによって自然と会話のきっかけが生まれる。
それからは人と話すことの楽しさを覚え、感情を持つようになった。
以降は積極的に自分からもいろいろな人に話をかけるようになり、徐々にコミュニケーション力を
伸ばすことができていったと思う。

なんでもっと早くこのことを知ることができなかったんだろう。
小学校や中学校にもいっていれば恐らく友達もできて、あるいは恋人も作れたかもしれない。
高校生の時に気づくことができたのがせめてもの救いだった。